レコ Vol.289 Harmotopia Soap-1st/Soap('81)
引越し直後にて慌ただしい2015年師走。広い空間に移りようやく布団でゆっくり熟睡できることに細やかな幸せを感じる細民中年。世の中的には国民をなめきった権力者と、権力にある意味無邪気なB層国民という相変わらずのバランスにて、それでも覚醒する勢力も見られたり、と今後茨の道を乗り越える機運も感じられる年の瀬である。いよいよﾌｸｲﾁ災害による被害が隠ぺいしきれずに表出しそうな今日この頃。事前に懸念された津波被害を国会の場にてはっきり否定したのが、現総理のアホ安倍。いずれ『愛する』国内でもハブにされるでしょう。
レコ289枚は、名コンポーザー有沢孝紀のデビュー・ヴォーカル・グループ、Soapによる極上1stを。全編有沢孝紀によるハイ・センスなCity Popsサウンド満載にて、好事家必須の1枚でございます。転調＆分数和音満載のアーバン・サウンドに彩られたフュージョン・ファンク歌謡A1「新宿トランスファー」、軽快ボサ・ビートに高揚する美ハーモニー歌謡A2「ルームメイト」、楽園スーパー・パンプキン系歌謡AOR、A4「ポパイの朝・アリスの空」、文句なし極メロウ・グルーヴを隅々まで堪能できる、スキャット付疾走系◎B1"Kiss Again"、海の香りたっぷりな夏向きサンバ歌謡B2「バルコニー・パーティー」、お洒落ジャジーサウンドが素敵な芳醇作B3「星空の時代」、高速アーバンな豪奢サウンドに圧倒されるナイス・グルーヴ作B4「さよならホームタウン」、ラストを飾る粋なア・カペラB5「ハーモトピア」と、全編傑作のみ。サーカスの二番煎じどころではない！
