ごくばん Vol.82 Heart & Soul/Kathy Troccoli('84)

junpee2008-07-19

屋形船の旅は船酔いにもならず、無事終了。芝浦を出発してお台場に到着し、寸足らずな自由の女神の前でしばらく停泊。結構ゆれていたように感じましたが、既に酒に酔っていたので気持ち悪くはなりませんでした。ところが、知らないうちにカラオケを入れられてしまい、無理やり歌わされることに…しかも「雪国」とは!季節外れもいいところである。歌ったことがない歌なので適当に歌ったのに、なぜか聴衆の心を掴んでしまったらしく、酔っ払い連中と盛大に盛り上がってしまった。周りの人から中心で一番楽しそうだったですよ、と指摘されてしまうし…追〜いかけて〜ヨコハマ。
ごくばん82枚目は、女性CCMシンガーによる84年作を。ジャケ写はあの時代のセンスを感じさせる作りですが、音のほうもあの打ち込み音楽到来の時代を感じさせる機械サウンド中心の構成。しかし、AORの特徴である洗練されたアレンジにうまいことコーティングされており、魅力ある作品連発の好盤となっております。まずは間宮貴子の"Love Trip"を彷彿とさせる傑作メロウ・グルーヴA2"Yes And Know"。イントロ&サビの劇的な展開や、J.Graydon,D.Foster風微妙系転調など、AOR好きにはたまらない展開連発で◎。さらに同時期のヒット曲"Through The Fire"を連想させる黄昏系メロウ・フローターA5"Open My Eyes"、アフリカンな懐の深いグルーヴがやはりアノ時代なライト・メロウ佳曲B1"Holy, Holy"、優しげな美メロが聴く者の心を打つナイス・スローB4"Island Of Love"など80年代AORを堪能するには最適の1枚です。