レコ(仮)Vol.53 Weekend Fly To The Sun/角松敏生('82)

junpee2013-08-24

生まれて初めて、缶詰「イワシカレー」を試食してみる中年。思いのほか美味であった。中途半端なレトルトカレーよりはかなりマシであると思います。次は「サバカレー」も試してみなくてはなりませんな。しかし、いずれも放射能がどれだけ含まれているのかは不明であり、もしかしたら知らない内に「食べて応援」してしまっているのかもしれない。福一は既に東電が事態収拾を放棄してしまった模様で、首相が外遊などしている場合ではない緊急事態なのである。ましてやその目的が東京オリンピック招致を含んでいるのは、最早ギャグとしか言い様がない…ああ情けなか。
ハイッ、そういうわけでございまして、更新頻度が上がっている割には愚痴だらけの内容で恐縮ですが、それだけ切羽詰まっている心境の現れであり。そんな書き出しのあとにて恐縮ですが、レコ53枚目は角松敏生の本命盤、82年作を。Tom Tom 84がアレンジ担当、Al Mackey(g)と、アース系裏方に支えられた爽快サウンドが最高なLA録音。AORにアプローチしたシャッフル・ビートが最高に心地よいA1"Office Lady"、後の杏里作品で類似品が多数存在する、オーシャン・ブリージンA2"Rush Hour"、軽やかにバウンスするナイス・メロウ・フローターA3"Brunch"、ヤマタツ系タイトなスマート・ファンクA4"Space Scraper"とA面全曲言及すべき作品だらけであるが、さらにB面に入りレベルが上がって行くのが恐ろしく、アーバン系スリリングなアレンジが◎な極上ファンクB1"Friday To Sunday"、まるで"If You Want It/Niteflyte"な、極上メロウ・グルーヴ作B2"Crecent Aventure"、甘系アーバン・スロー好曲B3"I'll Never Let You Go"、まるで"Teach Me Tonight/Al Jarreau"な、深夜系ハチロク極甘スローB4"4 A.M."と全曲全く隙のない、ごくばん中のごくばん。これは1枚通して聴くべき。