レコ(仮) Vol.16 Frame Of Mind/安部恭弘('85)

junpee2013-05-18

ようやく大阪フィーバーも抜けてきて、道端でこけることも無くなった5月中旬である。昨夜は突然大昔の同僚と会うことになり、普段歌わないような曲をカラオケで歌ってしまった。気がつけばまた朝帰りであったが、今回は電車に忘れ物もせず、やはり心技体共に落ち着きを取り戻しつつある44歳。明日は遥彼方の駅まで先日の忘れ物を受け取りに行く予定。
レコ16枚目は、再び大阪猟盤よりアダルティSSW、安部恭弘の85年作を。84年の名盤"Slit"世界をさらに都会的に演出した印象のサウンド中心で、私のようなAOR好きには堪えられない内容の1枚であります。いきなりアーバン色濃い絶品メロウ・フローターA1"Lady"が出色の作品で◎。なんとなく"Slit"収録「アイリーン」をスロー・ヴァージョンにアレンジしたかのような印象もございます。そして、一変してライト・メロウなSeawind系ダンサーA2"Steppin'"も極上ラインにて悶絶。フックで若干スウェイ・ビート化するラインも実に爽快。さらに重厚メロウなナイス・スローA4「黄昏」、80'sウエスト・コースト系AOR風ミディアムA5"So Good So Fine"、これぞまさに都会派AORど真ん中の佳曲B2"Where Is Love"、ラストを飾る美メロAOR、B5"Close Your Eyes"とこれだけストライクな楽曲が続くアルバムもそうはございません。5月の快適な気候と共に楽しみたい1枚。