レコ(仮)Vol.15 Go Ahead!/山下達郎('78)

junpee2013-05-12

毎週恒例のサンソンを、症候群と戦いつつ傾聴する中年。先週は大阪から帰還して、ちょうどサンソンが始まる時間ぴったりに帰宅したのだが、なぜか大阪のホテルに部屋の鍵を忘れてきてしまい、すったもんだしている内に聴きそびれてしまった。レコ屋でこけ、鍵を忘れ、そして一昨日(=誕生日)の夜は一旦外したコンタクトを紛失し、さらに知人から頂戴したプレゼントを電車に置き忘れる、というミスの連発に唖然。早くも痴呆の一丁目にこんにちは状態の44歳である。
こんな書き出しのあとでなんですが、レコはヤマタツの4thを。この時期恒例といえばそうなのであります。より幅広いリスナー層の心を掴んだ、後世に残る名曲満載の1枚。先日の大阪フェスティバル・コンサートにおいて前代未聞のクラッカー炸裂を再現した、A3"Let's Dance Baby"は、当時ザ・キングトーンズの為に書き下ろしたナンバー。改めてよく聴くと、クラッカーのタイミングってSAXソロが終わり、2番に入って3泊目の裏あたりではないか、と発見し、先日周りより遅れて鳴らしたことはむしろ正しい方向だったのだ、と安堵致しました。さらに極メロウなジャジー・ワルツ作A4"Monday Blue"、吉田美奈子による歌詞も素晴らしいナイス・ダンサーA5「ついておいで」、大阪でのブレークのきっかけとされている極上アーバン・グルーヴB1"Bomber"、一転してシンソン系美メロが最高な人気作B2「潮騒」、シカゴ・マナーな爽快さがクールにかっこいーメロウ・グルーヴ作B3"Paper Doll"、ビーチ・ボーイズへの憧憬B4"This Could Be The Night"、飛翔感溢れる傑作ポップスB5「2000トンの雨」…全曲最高です。それ以上の言葉も見つからないほどの傑作盤。一生モノ。