レコ(仮)Vol.21 Summer Breeze/石川秀美('84)

junpee2013-06-02

アラン・オデイ追悼サンソンを症候群と戦いつつ拝聴する中年。Big Wave収録時、英語発音の欠点を徹底的に矯正された件を聴きつつ、本当にネイティヴに通用する発音て簡単にできないよな、と痛感しつつ、10年近く前に偶然Leslie Smithがきっかけで知り合ったアメリカ人と飲んだことを思い出す。当然通じるであろう、と共通に熟知しているはずの固有名詞を何度英語で発音しても、それ何What?的なリアクションをされた驚きが重なってしまう、梅雨入り前の爽やかな日曜。
レコ21枚目は、本命盤石川秀美の84年作を。個人的にこれ以上のアイドル系City Pops盤はないと思っております。林哲司作「ハッとしてGood」&エルボウ・ボーンズ的スウィング感覚も心地よい爽快ポップスA1「ストロベリーシェイク」で幕を開け、さらにメチャキャッチーなこれまた林哲司作、A2「はちみつテイスト」、滝沢洋一作極上メロウ・グルーヴ世界に悶絶するA3「曇りときどき晴れ」、"Sparkle"的カッティング・イントロの飛翔感で昇天確実なB2「そよ風のエアメール」、そしてこれまた林哲司によるアコギメインのアレンジも嬉しい、歌謡ボサB5"Summer Rain"と、カワイコチャンアイドルの1枚として埋もれてしまうのはもったいないほど、高水準の一生モノなごくばん。
そよ風のエアメール〜曇りときどき晴れ