レコ(仮)Vol.22 S/T /田原俊彦('80)

junpee2013-06-08

6月に入り、外での仕事がメインとなる。その影響で突然日焼けで顔面が真っ赤になってしまう中年。この際竹中直人の酔っ払い芸でも身につけてみたい2013年6月である。ウッ…飲んぢった、どうもしんずれいしました。
レコは遂にトシちゃんこと田原俊彦の1stを。大ヒットした「哀愁でいと」は未収だが、寧ろ得意の切れ味鋭いディスコ・ダンサーをメインに据えた、高水準の楽曲連発な名盤でございます。小林克也のDJに導かれ、ついでにトシちゃんのDJに導かれ登場する極上ダンス・トラックA1「スーパー・コミュニケーション」、飛翔感溢れるAOR系ミディアム・ナンバーA2「サマー・チャンス」、〜君だけに教えよう、この秘密。俺本当のことを言うと、好きな娘がいるんだ。その娘は優しくて可愛くて頭がおかしいんだ…そして僕と哀愁でいとするんだ…と型破りな語りから突入する、イントロのギター・カッティングが極上なナイス・ダンサーA4「お手上げ」、"Best Of My Love"みたいなインパクト抜群のイントロでTKOな、メロウ系極上ファンクA5「僕のサマー・ベイビー」、軽快なグルーヴを聴かせる、近田春夫作B2「イン・ザ・プラネット」等、アイドルを意識した作りにしては各トラックがかっこよすぎて、しかも使える音満載で、100円で買えるので、今後進行していく「格差社会」においてもオススメできる1枚であります。