極私的名盤 Vol.19 Music On My Mind/Nancy Wilson('78)

今日で3連休3日目だが、昨日の床屋を除いてはどこへも行かず家でほのぼのと。昨年の2月はほとんど休みナシだったことを思えば、今年はあまりにも緩過ぎる日常だ。これだけ暇だと普通はレコードを買いに行くはずなのに、どうにも腰が重くて出かける気にならず。ついでに金もないんだけどね…レコードを売ってでもレコードを買いに行く、という情熱も薄れ気味。その前に買わなくてはならないものもたくさんあるし。
今日の極私的名盤は、今年2回目の登場、ナンシー・ウィルソンの78年作を。以前紹介した77年作もそうですが、時代の割にはアレンジが過度に洗練されておらず、それでいて暖かほのぼのとした高揚感を味わえるところに良さがあるように感じます。いきなりド派手なホーン・セクションの仰々しさに度肝を抜かれる、傑作スウェイ・ビート・ダンサーA1"I'm Gonna Let Ya"、ワウワウ・チャカポコギターがかっこいいメロウ・ミディアムA4"Let it Flow"、B2"I'm In Love"あたりが特に素晴らしい出来だと思います。銀ピカ折り返しジャケも素敵。