レコ Vol.351 いっちゃえ いっちゃえ/西川峰子('78)

junpee2016-07-30

相模原市における障碍者殺人事件は、れっきとしたヘイトクライムである。病気で入院していた手続きが問題だとか、両親がどうしたとか、薬の影響だとか、仕事を辞めさせられた腹いせが、とかそういう問題ではないのである。2012年暮れにアホ安倍政権が発足して以来、恐れていたことがいよいよはっきりと顕在化してきた2016年7月。これだけわかりやすい事例においても、まだアホ安倍政権の恐ろしさに気づかないのは、最早致命傷である。自分の身に害が及んで初めて、ああだまされた!では、第2次世界大戦直後の日本人と何ら変わりない反応で、何の進歩もないのである。
レコ351枚目は、お色気路線歌謡より西川峰子による78年作スマッシュ・ヒットEPを。少々男尊女卑系な歌詞内容については、異論もあるところですが、当時の感覚はこんなものだったのでしょう。若草恵編曲による、シンセドラムなど交えつつ一種盆踊り風なグルーブ演歌が面白い、A面「いっちゃえ いっちゃえ」はその軽妙サウンドが印象的な一曲。一方、B面「おんな花」は極めて普通の哀愁歌謡にて夜向け有線歌謡。