レコ Vol.292 Vermilion/桐ケ谷仁('84)

junpee2015-12-30

昨晩は中目黒でもつ鍋&イタリアンをハシゴするヘベレケ中年。久々に高級なモノを食べ過ぎて寧ろ絶好調になる我臓物が誇りである。来年は目先のことに捕らわれず、じっくりと本質を見極めることがより重要な1年となるでしょう。ぼんやりと流されるように生活する日常にて、ある日突然「嗚呼騙された!」と叫んでも時すでに遅しなのである。そうならないよう、少しずつでも日々自らの頭で考える習慣を付けたいものであります。
今年最後のレコは、SSW桐ケ谷仁による大傑作84年盤を。ヤマタツワーク常連様集結ということで、確かなサウンド構築ぶりが安心の1枚でございます。80's系オメガトライブサウンドが爽やかさを誘う硬質アーバン作A1"Vermilion"、至って中庸な美メロポップスだが、不思議と深みある魅力のメロウ作A2"Weekend Game"、椎名和夫によるソフト&メロウなアレンジが心地よい極上メロウ・フローターA4「夏の幻」、B2「愛のゆくえ」、ロマンティックな極甘スローA5「色褪せた約束」、緩やかアーバンな好グルーヴが心地よいB1「摩天楼物語」、ラスト収録のメロウ・アコースティック作B5「泣かないで」等、シティポップス金字塔のごくばん。