レコ(仮)Vol.165 マイ・ウェイ/布施明('72)

junpee2014-06-29

甲類焼酎とハイサワーで即席レモンハイを堪能する梅雨の中休み6月末。折角の晴天なので靴でも乾かそうかとベランダに放置していたら、いつの間にか大量の虫たちが群がっており、それだけで飲んでいた酒を吐瀉しそうになってしまう台無し中年。昨日は豊洲で例の豚トロを購入し堪能するが、一度に200gも食べると体への負担が大きく、なんとなく不快感が漂う日曜でもある。サンソンにて先日の都議会ヤジ問題への言及がなされていたが、時代遅れの現政権がいよいよパージされつつある実感もそこここに。しかし問題の根源は極めて初歩的。
レコ165枚目は、布施明による人気盤72年作を。本人作メインのSide1,2、宮川泰作品収録のSide3,4という2枚組構成でありますが、後者Side3〜4における高揚感溢れるアッパー世界が実に印象的な極上アルバムでございます。イントロにおけるハイ・テンションなブラス・アレンジに早くも捕まってしまう、夏向きパノラマ音世界が最高な3-1「海辺の白い家」、ブラス・ロックを若干意識した感もあるラテンノリ・ランラン・グルーヴが楽しい3-2「太陽の恋人達」、映画音楽のような壮大アレンジが眩しいソフロ系哀愁ポップス4-1「再会の後に」、正統派美メロ・バラードがいつの間にか熱いエネルギッシュなサビ展開に発展して、思わず胸が熱くなる4-4「海を見つめて」など、尾崎紀世彦松崎しげる系譜なスケールの大きさが魅力的な1枚。もちろん有名曲「マイウェイ」もあります。