レコ(仮)Vol.3 Salute/川口雅代('81)

junpee2013-03-24

昨日レコ友と話をしていて、『ラグジュアリー歌謡』て本は面白いですよ、との情報を受け、船橋まで買い求めに向かうが、どこにも置いておらず、不本意だが結局某外資系通販に頼る年度末中年。余りにも見かけないので、「パーラー歌謡」て本ありませんか?と尋ねようとしたが、既にタイトルを間違えており、むしろ聞かないことで事なきを得る。そろそろ老年化も視野に入れないと。
レコ第3弾は、女優・レポーター等幅広く活躍している才女SSW、川口雅代の81年作を。なかなか雰囲気のよいAOR盤で、しかもほぼ全曲が彼女自作ということで、これにはオジサンも感動しつつ拝聴しております。静かにブラジリアンしている爽快AOR、A1"Fall In Love"、矢野顕子風アジアン・ポップA2"Miss Jap"、妖艶な声質でファルセットも含め、存分に歌い上げる上質バラードA3「さあもんぴんく」、少々ボサノヴァ・エッセンスも含んだ高揚ポップスA5「夏少女」、そして本盤最高に盛り上がる極上グルーヴィーAOR、B4"Melty"においては、A3以上にグレード・アップした妖艶さが狂おしいほど魅力的。いや〜B4はホントにエロくてヤバイ。ラストを締めくくる壮大スローB5「おやすみなさい」も、所々に埋め込まれているAORエッセンスが最高で、全曲侮れない名盤であります。