ごくばん Vol.553 Fantasy/岩崎宏美('76)

junpee2013-03-15

2013年もいよいよ春爛漫に近づいたようで、暖房も不要となってきたし、冷えない冷蔵庫が匂い始めてきたし、でも花粉には反応がイマイチだし、と悲喜交々な3月なのである。世の中のことを考えると、正直ヤバイことだらけで次世代の人たちが普通に生活していけるのか、甚だ心配であるが、きっと大丈夫だろうと信じるしかないよね、君も僕も。
ごくばんは、さらに和物で。本ブログ初登場の岩崎宏美の76年作を。某DJのおしゃべりが所々に挟まっていて、正直マニア筋にとっては迷惑以外の何者でもないが、当時のことを考えるとやむを得ないのかもしれません。既に方々で本アルバムの評判は語られているところですので、極私的に感想を。フリーソウル的に軽く風に舞うかのような春向きメロウ・フローターA2"Campus Girl"、かっこよいリズム隊の切れ味に悶絶する大ヒット作A3"Fantasy"、ダンサブルに高揚アレンジされたB2「ひとりぼっちの部屋」、ゆったりメロウに浸りっぱなしのB3"Good Night"、地味ながらも昭和AOR歌謡しているB4「月のしずくで」、そしてPreマイコーな大ヒットダンサー作B5「センチメンタル」と、全編高揚間違いなしの極上盤、少し早すぎた。