ごくばん Vol.451 Högt Spel/Licence('81)
北関東出張シリーズ終了。今回は酷暑の中の激務だったので、帰宅した途端激しい疲労感に襲われ、昼間から早くもぐったりしてしまう斜陽中年。なにしろ最高気温38℃ということで、時折吹き抜ける風は体温より高温で、正しく熱風の如くである。暑さで朦朧混濁とする意識の中、そういえば中学生の頃、石川秀美の「熱風」という歌が流行っていたな、と思い出していたのは自分だけであろう。SEXY!
ごくばんは、スウェーデンのAOR名盤を。Licenceという6人組バンドの1stであります。実にアノ時代の硬質アーバンサウンドが満載な内容で、AORファン悶絶必至な名盤。J.Graydon、D.Foster直系なハード系AOR、A1"Delade Maningar"、若干ダンサブルな方向性が心地よさを誘起するA2"Högt Spel"、西海岸系お約束フレーズが嬉しい快活ミディアムA3"Över"、ハイテンションなｲﾝﾄﾛ展開から心奪われるナイス・アーバン・ロックA4"Frägar"、一転してソフト＆メロウなサウンド展開が爽快な風の如きA5"Helt Nöjd"等々、いずれもA級揃いの良作ばかり。文句なし。
