ごくばん Vol.394 Aja/Steely Dan('77)

junpee2010-09-05

先週は月曜早々吐き気がひどくなり、会社を休む。その影響と酷暑に見舞われつつも、なんとか日々の営みを乗り越える中年。週末になり、ようやくエンジン全開モードで飲みに繰り出し、深夜のカラオケでSteely Danを熱唱するオヤジに出くわす。お、スティーリー・ダンぢゃん!と熱狂したのはワタスだけ。妙に浮いてしまう午前3時。
ごくばんは、超有名な超名盤を。本当はごくばん400枚目のメモリアルに、と温存していたのですが、先日のカラオケがきっかけで聴いてしまったもので…やはりこれは何度聴いてもスンゲェ1枚だと理屈抜きに思うわけで。このアルバムを最初に入手したのが20年以上前。当時は難解で何が良いのかワカランチンでしたが、40過ぎたオヤジ世代に到達すると、それまで食べられなかったものが美味に感じてしまうように、どれもが正に至福のひと時に化してしまう。間奏のド迫力なSteve Gaddのドラム・プレイが圧巻な甘美長編大作A2"Aja"、先日のカラオケでも耳にした、研ぎ澄まされたアーバン感覚が最高に素敵なA3"Deacon Blues"、サビの高揚感が心地よいA1"Black Cow"を始めとして、全曲何もかもが素敵過ぎる1枚。70年代後期AORの金字塔。