ごくばん Vol.395 Rain/Rain featuring Stephanie De-Sykes('74)

junpee2010-09-12

仕事中、向い側の席で他者の携帯が鳴る。着メロはなつかしの「初恋」by 村下孝蔵。しかし、サビ部がAm→Cに編曲されていて、なんとも勇ましいマーチ曲に聴こえてしまう…嗚呼哀愁ナリ。そんな折、さらに川向こうの席でなつかしの「フレンズ」by レベッカ待ちうけメロが唐突に鳴り響く。しかもピープー単音ときたもんだ。すっかり脱力してやる気がなくなってしまう中年。秋はもうそこに。
ごくばんは、4年前9月の日記にひっそりと掲載した1枚を再掲。イギリスのロック・ポップ・グループ、Rainによる74年作。いかにも英作といった按配で、ほどよくポップでほどよく陰りがあって、といった内容ですが、ソフロの延長路線としても楽しめたりして、看過できずそして長年手放せない1枚であります。若干ソウル色も含まれる、美コーラス付ソフト・ロックA1"Looking For The Light"、A1同様の路線ながらも、こちらは5th Dimension風な潔いコーラス至上主義なナイス・スローA3"Every Silver Lining Hasa Cloud"、日本人好みな哀愁歌謡曲路線ぶりが最高に楽しめるA5"Don't Turn The Other Cheek"、スタンダード作品を心地よくコーラス化した、B4"When I Fall In Love"等々、安盤ながらも十分楽しめる名盤。雨の日BGMに是非。