ごくばん Vol.336 Love Letters Straight From Our Hearts/しばたはつみ('77)

junpee2010-04-10

今月より本格的となってしまった歯医者通い、いよいよ昨日抜歯に至る。前日お客さんと午前3時過ぎまで飲んでいたので、半分酩酊状態で歯医者を訪れてしまう自覚0のダメおやじ。麻酔などされた記憶があるが、あまり痛みを感じないまま治療は終了。しかし、口腔内に色んなものを突っ込まれるたび、何ともいえぬ嘔吐感に苛まれ、「ゲェ」音を出さないようにこらえることの方が苦行であった。出血が止まらなくなるかもしれないので、過度の飲酒はお控えください、とコメントをいただき、大量じゃなけりゃいいのかと一瞬心が傾くが、麻酔4発被弾の影響が思いの外大きく、呆然と飲酒もせず全うに過ごした金曜。今日も消毒で再診。この際インプラントにでもするか。
ごくばんは、先日残念ながら逝去された女性シンガー、しばたはつみの77年作を。昨年本ブログに掲載した76年作同様、大野雄二によるルパンライクな軽妙かつ、上品メロウなアレンジが最高に心地よいジャズ&ソウルカヴァー集、といった趣のほとんど洋楽のノリな1枚。アッパーな豪奢アゲ系アレンジに、シャバダバスキャットなど爽快に駆け抜ける傑作フリー・ソウルA1"I Wish You Love"、S.Wonderの同年ヒット曲のナイス・カヴァーA5"I Wish"、75年にEsther Phillipsがスマッシュ・ヒットさせたヴァージョンを彷彿とさせる、A3"What A Diff'rence A Day Makes"、Donny Hathaway & Robera Flackの名曲カヴァーB3"Where Is The Love"、ルパン3世サントラ風なアレンジがアラフォー・オヤG共には堪らない、A2"This Masquerade"、そして彼女最大のヒット曲を英語詞で歌い上げる、B4"My Laxury In The Night"も2010年にはしみじみと胸に迫りくる味わい深さが。年齢を重ねるほど好きになる1枚。