ごくばん Vol.330 Point Zero/大橋純子('83)

junpee2010-03-21

購入してから3ヶ月目にして、ようやくiphoneにPCから音楽データを移動させられるようになった。手持ちのレコード・CDから落としたデータだけではなく、ようつべで拾ってきた歌謡曲・演歌のデータもうっかり移してしまう。自分好みのメロウAOR、BESの中に混じりこんだ、べたべたな歌謡曲も時には新鮮なもの。
ごくばんは、再び大橋純子で。今回はNY録音の83年作を。David Sanbornをはじめ、脂ののりきった豪華な大物アーティスト陣がバックを固めており、バリバリの摩天楼サウンドにパワフルな大橋純子のヴォーカルが見事にフィットしている、痛快な1枚。カシーフみたいな切れ味鋭いNYファンクA1"Dancin'"、シック風カッティング・ギターが爽快なメロウ・ミディアムA2"In Your Lovin'"、若干歌謡曲風ながらも、アーバン感覚溢れるアレンジが妙味のAOR作B1"Caught In A Shower"、Michael Urbaniakのリリコン、Jorge Daltoのクラヴィネットがメロウに響く傑作メロウ・グルーヴB4「素顔のままで」あたりが特に印象的なライン。1983年当時、「夏女ソニア」のイメージしか持っていなかった自分には衝撃のアルバム。昨年7月、初CD化。