ごくばん Vol.329 Flush/大橋純子('78)

junpee2010-03-17

barokesの缶ワインが3缶セットで980円だったので、つい買ってしまう。バラで買うと1本420円なので、これはかなりお買い得である。帰宅後すぐに、まるで缶チューハイを飲むかの如くグビグビと飲ったのはよかったが、アルコール13%飲料なことをすっかり忘れていて、久々に腹の底から酔っ払ってしまう。でも3缶しっかり飲み干してしまう悲しい性。飲みきれずに捨ててしまうには高価すぎるし、飲み残しを保存できないし…
新春大橋純子特集なごくばんコーナー、今回はA面美乃家、B面ソロ名義の78年作を。毎回書いているように、ソウルを中心とする洋楽への強い志向、それらのサウンドを凌駕する勢いの強力なヴォーカル、そしてちょっぴり歌謡曲テイスト、なブレンド感覚が素敵な作品ばかりで、この時代の彼女の作品はハズレなしなのであります。本作ではアース・ウインド&ファイアーフォロワーな、A2、B2が目玉であり、モロに"That's The Way Of The World"なリズム・パターンが心地よい、黄昏メロウ・ミディアムA2「傷心旅行」、アーバン感覚AORなアレンジが爽快なB2「メビウスの輪」どちらも二重丸の出来栄え。さらに漆黒ファンキーな中に時折メロウネスが顔を覗かせる、土屋正巳作傑作R&B、A4"Hold On, Hold Tight"、しっとりメロウなナイス・スローA5「冬の眠り」、アコースティック・メロウなナイス・ボサB3"Rouge At Noir"、さらっと爽やかなナイス・メロウ・チューンB4「ディープ・ソウル」、上品で暖かみのあるサウンドが極上な美メロ歌謡B5「火のように水のように」と、良作勢ぞろいの看過してはならない1枚、100円でどうぞ。