ごくばん Vol.327 Full House/大橋純子&美乃家セントラル・ステイション('79)

junpee2010-03-12

火曜日に逝去した知人の葬式にて、久々に木更津まで。親族ではなかったが、最後の火葬、骨あげまで同行させていただくことに。火葬する直前に、「塵から塵に、灰から灰に、土は土に」の言葉を耳にし、The 5th Dimensionのアノ曲が脳裏を掠める。今日は気温が上がったせいで突発的な花粉症となり、涙と鼻水が止まらなくなる。こんな日に限って花粉が非常に多くなるのはありがたいような、そうでもないような。
ごくばんは、引き続き大橋純子の79年作を。この時代の彼女の作品はいずれも素晴らしい内容で、全作品要チェックでございます。本作はA面ファンク・サイド、B面メロウ・サイドと素敵な仕切り方で区切られており、やはりそこはどうしてもB面の方に興味が傾いてしまうのですが、僕なりの79年なイメージが凝縮されているところのこみ上げバラード、B1「ビューティフル・ミー」、ラテン風味な軽やかさが心地よいメロウ歌謡、B2「9月になったらGood-Bye」、小粋なメロウ・ボサB4「ビバリーヒルズ・TYO」など外れなしの充実ぶりに納得。一方A面の方も、チャカ・カーンばりな大橋純子の炸裂ヴォーカルが映えるアーバン・ファンクA1「夢を見ようよ」をはじめとして、いずれの作品もかっこいい良作揃い。洋楽志向だが歌謡テイストも少々なバランスが心地よい。