ごくばん Vol.326 Crystal City/大橋純子&美乃家セントラル・ステイション('77)

junpee2010-03-10

アウトローなここ数日。いやアウトオブバウンズと云うべきか。酒も飲まずに9時台に就寝してしまう生活が今週の生活。これで我が肉体も健康を取り戻し、20代の頃の若さを取り戻す…!というのは儚き妄想の世界ナリ。今日は久々に散髪したが、鏡に映った自らの姿が思いのほか醜く感じられ、一生懸命笑顔にしたら、そこそこマシな感じになったりする。やはり他者とのコミュニケーションは大事だな、と再認識。妄想で断定したらアカン。
ごくばんは、とうとう登場!な大橋純子の77年作。本ブログでメインにレビューするのはお初でございます。繊細かつダイナミックな歌唱が魅力的な大橋純子のヴォーカルが、メロウAORな時流サウンドに実にぴったりマッチしている、唯一無二な1枚でございます。朝焼け時に相応しい、アグレッシブなサウンドが最高に爽やかな傑作ミディアムA1「クリスタル・シティー」、歌謡曲風ながらも、清清しい大人のボサを演出するA4「男と女のいる補導」、妖しくアーバン・メロウに迫る黄昏系メロウ・フローターB4「風のシルエット」、ムーディーなAOR作B5"Like A Sea Gull"をはじめとして、いずれの作品も胸に何か迫るものを感じさせる、一筋縄ではいかない楽曲揃いで、何度耳にしてもその度酔い痴れてしまう傑作アルバム。一生モノ。