ごくばん Vol.292 City Nights/Tierra('80)

junpee2009-12-20

土曜夜中から日曜未明にかけて夜勤で八丁堀で。始発電車の時間あたりで仕事が終わってくれればちょうどよいのだが、なぜか不思議と仕事がスムースに進んでしまい、午前3時過ぎにグッジョブとなる。さて、これから始発の時間までどうしようか、いつもなら六本木のちょぼちょぼに行ってカウンターで転寝するのだが、さすがに深夜工事帰りのガサツな風体では訪れることもできず、かといってタクシーで帰るのも予算的に問題があるので、仕方なくとぼとぼと家の方向へ歩いて帰ることに。結局東陽町駅に着いたタイミングで始発電車の時間となり、帰宅することができたが、40を過ぎた肉体にはかなり酷な苦行となりにけり。
ごくばんは、本ブログ初登場ティエラの80年作を。L.A.東部のラテン色混じりなソウル・ミュージックがAOR全盛期と交わった、実においしいメロウなサウンド満載の好盤であります。まずはIntrudersのカヴァー曲A2"Together"。イントロのメロウ・フローターなサウンドが最高に爽快で、20代前半に初めてこの曲を聴いたときの感動が今でも甦るほど印象に深く残っている1曲。さらにクロスオーバーイレブン風にしっとりと迫る、深夜系メロウ・スローB1"I'm Gonna Find Her"、ハワイAOR風な軽やかさが嬉しいB2"Givin' Up On Love"あたりも◎の出来栄えで、一生忘れられないでしょう。80年代初期のサウンドに拘る理由がこのアルバムだ、と言っても過言ではないかも。