ごくばん Vol.288 Todd/Todd Rundgren('74)

junpee2009-12-12

本物の寿司が無性に食べたくなり、10日(木)に門前仲町の某寿司屋を親戚と訪れる。まともな寿司屋へ入るのは何年ぶりだろうか、と感激しつつ次々と繰り出される至宝ネタを堪能。中でも生牡蠣の昆布〆めが絶品だった。寿司には日本酒しかないでしょ、と普段飲まない日本酒オンリーで通してしまい、翌日の喉の渇きがハンパではなかった。今回はおまかせで握ってもらったが、残念ながらイカにはお目にかかれず。
ごくばんは、本ブログ初登場のトッド・ラングレン。実はほとんど聴いたことがないアーティストなのですが、なぜかこのアルバムだけ所有しておりました。方々のレビューにもありますとおり、おもちゃ箱をひっくり返したようなバラエティさ、というか雑多さという印象があって、所有していながら一度も通して聴いたことがなかったのですが、10数年ぶりに聴いてみても個人的にはコメントに窮するアルバムでございます。そんな中、ほんわか温もりを感じるメロウ・ポップス"A Dream Goes On Forever"は心地よくリスニングできる至福の1曲。おそらくセルフで演奏しているのかと思いますが、淡々と時を刻むリズム・ボックスがやけに新鮮な趣きで好いですね。さらにしっとりとした美メロ・ポップス"Useless Begging"、高揚感漂うナイス・ミディアム"Izzat Love?"あたりも本ブログでとり上げたくなる心地よいラインで◎。その他シンセうにょうにょ、狂気のひずみギター、爆発音等唐突なSE、正統派ヘヴィメタ、大合唱のラス曲と、やはり聴いてみて整理がつかないアルバムだった…おススメできません。でもごくばん。