ごくばん Vol.287 S/T /Pages('81)

今年はTVをまったくと言ってよいほど見ていない。おそらく千葉テレビで「ハクション大魔王」の最終回を見た以外は何もリアルタイムで視聴していないように思うのだが…現在パソコンが壊れ、本当にTVを見ることが不可能になっている状況下、情報源はネットのニュースのみである。しかし大手マスコミの、特に政治に纏わる情報はウソばかりで辟易する。平易、なおかつ興味を引くような文章ほど要注意だな。ひねくれアラフォー、素直になりたい。
ごくばんは昨日に引き続き、ペイジスの3rdを。こちらもタイトルがグループ名イコールで、昨日掲載の1stと見分けが付きにくいですが、サウンド的にはより産業ロックに近づいた、より洗練された内容と思います。その中でも1stのメロウ感覚を最も引き継いでいるのが、浮遊感満点なナイス・メロウ・フローターA1"You Need A Hero"。アノ時代ならではのモーグ系シンセ音が実に柔らかい響きで、聴いていてなぜか安心してしまいます。さらに西海岸AORの典型とも言える、合いの手アレンジが爽快なメロウ・チューンA2"Tell Me"、Tom Scottのサックスなど交え、黄昏メロウに迫るナイス・ミディアムA4"Come On Home"等々水準以上の作品ばかりで内容の濃い1枚であります。でも個人的には飛び抜けた作品がないので、少々物足りなさも感じつつ…贅沢だね。Jay Graydon プロデュース。