ごくばん Vol.289 The Other World/Judy Roberts('80)

気がつけば今年もあとわずかである。今年ほど過ぎ去るのが早かった年も珍しい。仕事はヒマヒマだったのに。そして今年ほど体調の変動が激しかった年もなかったように思う。血尿・下血と、40にしていよいよ未体験ゾーン領域に突入し、あとは吐血でフルコース達成となるが、どうなるであろうか。まったく気にしていないが再来年が厄年。IKZOの「おじさんサンバ」をようつべで練習するか。
ごくばんは、本ブログ3度目の登場、ジュディー・ロバーツの80年作を。カヴァーセンスの良さに加え、煌きメロウな音使い、爽快ブラジリアン・フュージョンなアレンジなど、おいしい味付けの楽曲満載な傑作盤でございます。まずは、Gino Vannelliのファンキーな名曲をジャジー・ボサに柔らかくアレンジしたA1"The River Must Flow"。原曲から大幅に解釈を変更しても、なぜか元曲のアーバン・メロウな魅力がほどよく残っていてGood。さらにめくるめく疾走感が心地よい、スキャットのみの高速サンバA4"The Roadrunner"、レオン・ラッセルの名曲を爽やかなブラジリアン・フュージョン化したB3"Rainbow In Your Eyes"あたりのハイセンスなアレンジぶりにはただただ脱帽。文句ナシ。