ごくばん Vol.285 Hot Streets/Chicago('78)

junpee2009-12-07

久々に貯まっていた玄関貯金を預け入れに某銀行へ。会社の清算以外で使用していない口座で、最近出張などまったくなかったので、残高が幾らなのかも不明だったが、入金後の明細を見てその残高の多さに仰天する。確か今年の2月に玄関貯金を一旦してすぐに札で引き出したのが最後の取引だった筈だから、その後に誰かがこの口座に入金したことになるのだが、まったく記憶も心当たりもなく不思議な心持になる。近々通帳記帳をしておくか。2度目の。
ごくばん285枚目は、シカゴの78年作を。代々のアルバムに付されていたリリース枚数を表す数字が本盤だけ存在せず、普通のタイトルのみとなっているのは何故なのかよくわかりませんが、ギタリストを不慮の事故で失った後の最初のアルバムなので、それなりの決意が現れているのかと推察致します。さて、サウンド的には甘系AORな路線に片足を突っ込みつつ、それまでのブラス・ロック路線も残しつつという感じのバランスで、個人的には最高に好みの1枚であります。まずはシングル・ヒット(全米最高14位)もしたB4"No Tell Lover"がとても素敵な黄昏メロウ・ミディアム。柔らかなホーン・セクション、ビージーズ風な爽やかコーラス、そして少しずつ転調しながら高揚感を増していく曲展開と、流石の名曲。さらにハワイ系AORしている傑作メロウ・グルーヴB3"Love Was New"、飛翔感、高揚感たっぷりな後半部の盛り上がりがうれしいナイスAOR、A5"Take A Chance"3曲が特A級な仕上がりで◎。いいねぇ。