ごくばん Vol.274 Keep It Comin'/The Jones Girls('84)

junpee2009-11-08

予定通り昨日のブイヤベース残りで、ペスカトーレもどきを作る。まずまず食べられる味となり今後に課題を残しつつ、満足の日曜となる。他付けあわせでメカジキのバターソテーしめじ添えを作り、こちらは想像以上に旨かった。本当は塩昆布を使って白身魚のホイル焼きをしてみたかったが、丁度よい魚が見当たらずメニュー変更となったのが幸いしたようである。塩昆布と刻んだねぎを混ぜ、そこへ熱した白ゴマ油を加えると最高に旨いはず…これから酒の肴に作ってみるか。
ごくばんは、昨年9月に83年作を掲載した、ジョーンズ・ガールズのP.I.R.発84年作を。原色系なジャケ写からいかにもテケテケな機械音だらけのサウンドを連想し構えてしまいますが、これが実に誠実な流麗NYモダン・ソウルてんこもりで充実の1枚なのであります。プロデュースはケニ・バーク。マンハッタンズの83年作みたいな、かっこいいアーバン・ファンクを聴かせるタイトル曲A1からして最高!息の合ったヴォーカルがスムースですので、なお心地よさが増幅されますな。さらに若干テンポを落としたお洒落ミディアムA2"Won't Let You Take It Back"、テディ・ペンの"Close The Door"が顔を覗かせる、ギャンブル−ハフによるナイス・ダンサーB1"Better Things To Do"、キラキラメロウな爽やかミディアムB3"Ah, Ah, Ah, Ah"、唯一のスローにして味わい深いA3"Why You Wanna Do That To Me"などなど、捨て曲殆どなしの高密度な名盤。彼女達のアルバム中、最も好きな1枚であります。