ごくばん Vol.268 Ordinary Rhythm/Dwight Oyer('83)

junpee2009-10-24

今週も体調の波が激しく上下動してしまい、右往左往する中年となりにけり。40を過ぎた途端に今までなかった感覚が次々と訪れるのが怖いそんな秋口である。来週前半もその関連で検査等あわただしい日々となってしまう。幸いにも、自覚症状で悩むこともなく、そして近い知人からの励ましもあり、精神的には安定していることが救いなのであろうか。なんとなく最近耳にする音楽にも儚さ、切なさを感じ取ってしまうことが気にかかるが、それだけおセンチな秋ということでしょうか。明日はどっちだ。
ごくばんは、ある意味究極とも言えるシンソンものを。西海岸SSWモノより、83年作にしては実に上質なアコースティック系SSW作品傑作でございます。BREADあたりのちょい感傷的な優男系メロウバラードが中心の内容で、コテコテなストリングスアレンジなども随所に耳に致しますが、時代なりに洗練されている曲構成と非常に良いバランスとなっていて、私的にはとても感動できる音だらけの名盤なのであります。収録曲の殆どが好みでありますが、中でもMaj7コードを巧みに操るフォーキー・メロウな傑作A2"Friend"、ボサ・タッチの軽快インスト曲A5"Bamboo"をはじめとして、実にしっかりとしたメロディ、アレンジ満載の好曲満載で、やはりこれはSSWモノの頂点と言っても過言ではないと。Dwight Oyerのアコギが瑞々しいタイトル曲A4もいいねぇ。一生モノ。あと何年?