ごくばん Vol.243 Natural Born Heathen/Don Lange('78)

junpee2009-08-30

先週は行きつけの飲み屋に3日も行ってしまった。週末金曜日はナンバー1常連の人と新宿で飲んでから、一緒にその飲み屋を訪れ、「2トップ」と呼ばれてしまう始末。最近は飲み物も食べ物も店に持ち込んで自分で飲み食いする、という業界掟破りに挑戦中。とうとう先日は自分で作った料理をタッパーに入れて持ち込んでしまう。周りの人はてっきり、ふるまうために気を利かせて持ってきたのだろう、と思ってくれたようだが、本人は自分の酒のつまみにする気満々だったわけで。でも結局ほとんど食べられてしまったわけで。土日は休肝日。
ごくばんは、シンガーソングライターものから。数回前に紹介した、Randy Handleyのアルバム同様、スワンプ色漂うプリAORな1枚であります。78年作ということで、洗練されたアレンジがところどころに見受けられ、中でも哀愁味溢れるメロディをサラサラと流れる16ビートに乗せた、爽やかメロウ・グルーヴB2"Two Ways To Love An Enemy"が都会派AORに最も近い好ナンバー。そして、海の香り漂うメロウ・ボサA2"Santa Barbara"も曲自体はシールズ&クロフツ的であるが、ふんわりしなやかに舞っているフルート音が実にナイス・サポートを果たしており、イントロからエンディングに至るまで心地よく聴ける名曲。その他、ラグタイムジャズ風なB1"Delbert & The Moose"、ラテンジャズ風なB4"Cargo Of Dread"など味わい深い作品の多い名盤。マニア向け。