ごくばん Vol.242 スニーカーダンサー/井上陽水('79)

junpee2009-08-29

前回日記記述の「不調」が本格的な発熱に発展し、23日夜に38℃超えとなる。いよいよインフルか?タミフルっちゃうか!など普段現れない感覚に高揚して翌日近所の内科を訪れたが、「あーただの風邪ですね。」と軽くあしらわれてしまう。おまけに喉奥を覗くために「エッ」てやってくださいとリクエストされたが、要領が判らないままあの細長いベロ抑えをぐっとつっこまれ、そのおかげで具合が悪くなってしまう。火曜日には症状が完治し、また4日連続で飲み会続き。土日は静養日オンリー。
ごくばんは井上陽水の79年作を。色々あった頃の作品で、セールス的には全く目だっていないものの、爽快メロウなサウンドや、高中正義によるアノ時代なAORアレンジなど、聴き所の多い1枚であります。まずは高中正義絡みより、ポップなAOR作A1「スニーカーダンサー」、哀愁メロウ歌謡B1「なぜか上海」が印象に残る作品。特にB1における「もそ、もそ、も、もそっとおいで」などの曲先感な遊び心溢れる歌詞が面白いし、今の時代で聴いても違和感なく耳に入り込むスムースなアレンジがエバーグリーンで◎。そして、星勝による爽やかアレンジが素晴らしいB2「フェミニスト」、B4「海へ来なさい」も極上。B2は"Love's Theme"、"Love Is In The Air"あたりを彷彿とさせる飛翔感溢れるメロウ・グルーヴ、B4はDavid T. Walkerばりなメロウ感覚が最高に心地よいナイス・スローで共に現在でも人気の高い作品。