ごくばん Vol.224 Ako Ay Ikaw Rin/Nonoy Zuniga('81)

junpee2009-07-20

結局今日もエアコンは復活せず。かなり重篤な症状の様で、あと1週間はエアコンなしの、エコな生活を送ることになった。しかしエコ、エコって誰が言わせているのだろう。最近食料品を買うたびにエコバッグ持ってますか?と尋ねられるようになったが、手ぶらの人に対してマニュアルの如く問いかけるのは如何なものだろうか?ハイ、エコバッグ、と四次元ポケットから出せるわけでもあるまいに。エコバッグだって資源無しには作れないだろうし、買い物ビニル袋の資源は原油精製の過程で捨てられる部分を利用していると聞いたことがある。何が無駄で何が肝心なことなのか、もう少し勉強をしておきたい、そんな海の日。
久々のごくばんは、フィリピンのバリー・マニロウ、Nonoy Zunigaの人気アルバムを。フィリピンでAORにカテゴライズされるアルバムは数多くあるが、その大多数は甘くしっとりとしたバラード中心の内容で、洋菓子を食べられなくなった中年にはちとヘビーな印象。そんな中、本アルバムは海の匂いを感じさせる、爽快感、開放感に溢れたメロウ・アイテムてんこもりの内容で水ようかんと冷茶をいただいている感じ。81年という時代にしては、若干音が後戻りしている感もありますが、そのイナタさが懐かしい感じで好きであります。サビでスコーンと突き抜けるメロウ・ミディアムA3"Love Worked Out A Miracle"、フリーソウル的なニュアンスたっぷりな傑作メロウ・グルーヴA4"Of Days Gone By"、ジョニー・マティスあたりがやりそうなアダルト・シティ・ポップA5"Kung Nais No"、16ビート裏打ち系アジアンAOR、B4"Is This What You're Thinkin' Of?"あたりが極上の部類。さて、CD化される日が来るでしょうか。