ごくばん Vol.205 Nem Paleto, Nem Gravata/Osmar Milito('73)

junpee2009-05-07

産まれて初めて泌尿器科へ。エコーで腎臓の中を確認すると、両側にそれぞれ結石があるらしいとのこと。そうか石と共存していたんだな、俺は。と認識した途端、急に両脇腹の下が痛い感覚に陥る。病は気から、とはこのことである。それ以外にも血液検査、レントゲンとフルコースをこなし、取り敢えず来週精密検査しましょう、との診断をいただく。緊急を要する事態でもなさそうだが、フルコースの金額が目玉飛び出し価格でたじろいでしまう。これは本当の経済&健康弱者には住みにくい世の中になっているんだな、と。貧乏人は黙って死ねってかぃ。
ごくばんはさらにブラジルものから、オズマールミリートの超傑作73年作を。アントニオ・アドルフォの72年作もそうだが、海辺に巨木が基礎もなしに聳え立っている図は、その美観と共に脆弱性の心配にも及んでしまうのだが、現在も健在なのであろうか。とにかく一度現地を訪れ、ジャケ同様の写真を撮ってみたいものである。音の方は他所でレビューされている通り、全編文句なしの極盤でありますが、特に好きなのは適度なメロウポップ感覚に高揚するM4「遅かれ早かれ」、ファンキー色濃いメロウ・ソウルM5「ウスノロが死んで人間が残った」、爽やか哀愁ボサM8「やっかいなモノ」、メロディアスな歌謡メロウサンバM9「テンデー油はある?」、ファンキー高速ボサM13「バナナ味のガム」あたりか。他作品も遜色なく素晴らしいものばかりで、全く寸分の隙もない名アルバム。CD化バンザイ。