ごくばん Vol.200 Someday Man/Paul Williams('70)

junpee2009-04-26

急に歌伴奏用の譜面が欲しくなり、ネットを漁る。実は高校生の頃、明星のおまけでは飽き足らず、「プロフェッショナル・ユース」と銘打たれたヒット曲の全音譜面集を買いあさっていたことがあり、突然その事を思い出した次第。どーせ今年のGWも一人でグダグダと過ごすだけだし、暇つぶしにでもなれば、と軽い気持ちで購入ページまで進んでみたが、思いのほか高価な代物で決済ボタンをクリックできず。ここんなに高いなんて…あ悪夢だ…酒やめよう。でも手の震えで「もしもピアノが弾けたなら」を弾けなくなるのもいやだな。
ごくばんもいよいよ200枚目。折角の節目ということで、超名盤を。Three Dog Night、Carpentersなどへの楽曲提供で知られるシンガー・ソング・ライターの70年作。全曲作曲Roger Nichols、作詞Paul Williams担当。アルバム中目玉はなんと言っても、モンキーズ名義でちょいヒットしたA1"Someday Man"。リズム、メロディ、支配調が目まぐるしく変化するものの、その度に新しい世界を見るように惹きこまれてしまう傑作中の傑作。この曲を聴くためにこのアルバムを買っても、といつものレビューはなるところですが、そこから続く残り9曲がこれまた勝るとも劣らぬ傑作ぞろいで恐れ入ります。兎に角全曲素晴らしい。聴いていてなんとなくほんわか幸せ気分になるのは、生まれた時代の音だからであろうか。