ごくばん Vol.97 Watchin' You, Watchin' Me/Ebony Rhythm Funk Campaign('76)

今年に入ってから自宅ＰＣが突然青い画面になり、再起動する現象が頻発している。ウィルスチェックをしても何も見つからず、どうやらセキュリティソフトに原因があるのでは、という推測を巡らしている現状。しかし作業中のデータがこの時限爆弾により吹っ飛んでしまうのはとても悲しい出来事である。本ブログ作成中の被害は数知れず、今日に至ってはメールを送信しようとして送受信ボタンを押した途端、嗚呼画面真っ青や〜…アナログ盤のジャケットを苦労してスキャンして、ようやく保存！とボタンを押した途端、まるでそれが起動スイッチの如く画面が真っ青…嗚呼また爆発や〜データなくなってしもた。部屋の片付けでもするか。
ごくばん97枚目はシカゴの多人数ソウル・ファンク・グループによる76年の名盤を。プロデュースはカール・デイヴィス。彼ならではのメロウ路線にシカゴ特有のからっとした爽やかさが絶妙にブレンドした、心地よいサウンドが素晴らしい1枚です。アルバム中白眉はハネ系16ビートと頻繁に登場する分数和音の不安定な響きが心地よさを運んでくれる、傑作メロウグルーヴB1"You Got Me Rushin'"。どことなくベイエリア・ファンクに通ずるような爽やかさを感じさせる名曲です。さらに、S.Wonderの影がちらつくファンキー・メロウA2"Giving Me Less Love"、紅一点Voによるジャジーなスロー・バラードA3"Understanding"など各作品のレベルは高く、中身の濃いアルバムでございます。そしてジャケでは男キスも。