ごくばん Vol.96 So In Love/Susie Nichols('80)

今週一週間はお盆休み期間の為、夏休みをずらした私は会社で一人ぼっち。緊張感のかけらもなくダラダラと、空調の効いた社内で快適に過ごすことができました。社内に人が少ないせいか、外のノイズが普段以上に良く耳に入り、昨日に至っては街宣車から延々と流れくる君が代をBGMに仕事をしておりました。しかし移動しながら音を流しているので、常に相対速度が変化し、音のピッチまで常に変化してしまう！嗚呼ドップラー効果。定点で聴いている立場からは誠に間抜けな国歌としか聴こえず、いかにも腰砕けな週末でありました。
ごくばん96枚目は、アメリカ西海岸の女性シンガーによるジャジーなAOR好盤を。風貌はハワイのお方な印象ですが、その辺の事情は全くわかりません。Bees Kneesあたりを彷彿とさせるメロウ・ボサを聴かせてくれるA1"So In Love"、肩に力が入らない弛緩系お洒落スウィングA3"Feeling Right"の2曲が目玉的存在で◎。しかしどことなくB級な香りが充満しているような気もして、評価が分かれるような印象もありますが、私は是であります。さらにみんな大好きS.WonderのカヴァーB2"You Are The Sunshine Of My Life"においても後半部のブラジリアンな高揚感溢れる展開などは、なかなか他所では耳にできません。やはりこれは一聴の価値ありでございます。