ごくばん Vol.94 La Tete En Fete/Gilles Rivard('77)

junpee2008-08-10

今日で夏休み終了。早くもサザエさん症候群に悩まされる盆前の夕暮れ時。先日ディジタル・オーディオ・プレーヤーの調子がおかしくなり、大切に撮ってあった思い出の録音が消えてしまう。これも縁か運命か。そして今日になって今年初めて下の階の窓を開ける。涼しい風が部屋の中を吹きぬける。道理で今まで暑かったわけだね。毎日家に居ると家の中のことがわかってきた39歳。
ごくばん94枚目は、カナダのSSWによるブラジリアン・フィーリング溢れるメロウ・グルーヴ名盤を。最近ベスト盤がCD化されたらしいですが、今後は各オリジナル盤の復刻も期待されるアーティストでございます。いきなりアーバン系ハイテンションなイントロにぶっ飛んでしまうA1"La Tete En Fete"は優雅さを醸し出す弦アレンジの妙味が最高な1曲。彼を代表する1曲と言っても過言ではないほどの傑作メロウ・グルーヴです。さらに曲途中で一気にアップテンポ・サンバへと移行する様が最高にかっこいいA2"Ceux Que J'aime"、B4"Rose Latin"、アコギ中心のまっとうなナイス・ボサA3"1917-1942"、良質美メロSSW系ボサB1"L'Homme Musique"、B5"Les Magiciens"など夏向きなサウンド満載の傑作盤。これは最高。