極私的名盤 Vol.34 Real Jazz For The Folks Who Feel Jazz/David Lahm('82)

junpee2008-03-22

通勤中、高校生がテスト前で勉強しているらしき漢字ドリルを目にする。あああ、わからない漢字ばかりだよ、今時の高校生はすすんでいるねー、ではなくて私が知らな過ぎるだけなのでは。社会人になってからWordなどで文章作成をしても、出来上がりの文章が変換間違いだらけで注意された経験は数知れず。そんな時は「大変申し訳ありませんで舌」と謝ったりして…私の人生にはさらなる反省が必要なのでしょう、きっとね。清水義範の「ワープロ爺さん」という小説が懐かしい。
34枚目のアルバムは、ジャズ・ピアニストDavid Lahmによるブラジリアンな82年作を。アルバム中大半がサンバを基調としたクラブ向きのジャズ・フュージョン作品ということで、注目のアルバムとなっておりますが、2曲含まれているヴォーカル作品でフィーチュアリングされているのがあのJanet Lawsonということで話題性も抜群。エフェクト処理されたタイトル・コールが印象的なジャズ・サンバA4"Shazam"、ビ・バップの要素も含む高速サンバB1"Harold's House Of Jazz"、どちらも極上でございます。この2曲で買いでしょう。さらにRoger Rosenbergによるフルート&サックスの軽快な演奏が印象的なA1"I'm Taking The Day Off"もブラジリアンな心地よさが素晴らしいインストだし、David Lahm(p),David Friedman(vib)2名のみによるしっとりジャズA2"Half Moon Bay"、B2"A Day In The Life"も味わい深い涼感ジャズで好い。