極私的名盤 Vol.35 Take Me To Brazil/Dave Mackay & Lori Bell Sextet('88)

junpee2008-03-23

先日ある元請会社からの通達文章内に「シュミレーション」という誤記を見つける。一箇所だけかと思ったら、ここもあそこも…おお全部間違っているじゃない(笑)。正しくは「シミュレーション」でしょ、これ結構恥ずかしいっすよねーと会社の上司に訴えたが今ひとつ反応が薄かった。こんな間違い、どうでもいいことなんでしょうけど、上の方から偉そうに書いてある文章なだけに、何となくイタイ気がしてしまう。フィーチャーとフューチャーを間違えることには慣れてしまったが…
今月よりジャズ編になり、正直アルバムを選ぶ度に「こんなの家にあったっけ?」てレコばかりなのですが、今日の盤もかなり昔に購入したっきりずっと収納したままだった1枚。ジャズ・ピアニストDave Mackayがフルート奏者Lori Bell率いるセクステットと共演した、ブラジリアン・ジャズ名盤でございます。「ブラジリアン」なサウンドには「フルート」が欠かせないのは言うまでもなく、その期待通りの爽やかなボサ・ノヴァ、サンバを聴かせてくれるアルバムです。心地よいブリージンな風が吹き抜けるかのような爽やかボサA1"Zara"、哀愁漂う美しいメロディが印象的なナイス・ボサA3"Take Me To Brazil"、しっとりメロウなB1"Cascade Of The Seven Waterfalls"、お上品なジャズ・サンバB2"Childen's Samba"、しなやかなフルートに酔いしれるA.C.Jobimの名作B3"How Insensitive"、初期作でコンビを組んでいたVicky Hamiltonとの競作にしてキラーなハッピー・チューンB4"Now"と実に良い作品ばかり。80年代後期にしては生音にこだわった感のあるサウンドで好感度大です。