今年の買いレコ Vol.1 Love In Us All/Pharoah Sanders('73)

先日食料品を買いに近くのサティへ行った時のこと。今日は鍋だから、つけあわせで納豆でも買っておこうか、といつも置いてあるはずの棚の前に来てみると、あれ、ひとつもない！どうして？なんて思ったものの取り敢えず諦めて家に帰ってきたのですが、昨日ネットのニュースを見て合点がいきましたよ。納豆でダイエットできる、という某番組のふれこみのせいだったのですね！しかも内容に虚偽があったとは…ね。本気でやせたい、と情熱を傾けた人には気の毒でしたけど、まずは実情を自分でよく見極めるというのが必要なのでしょうね。なんとなく良さそうだから、では風評に流されているのと一緒ということですな。ということで今日はいつも以上に納豆が積み上げられておりました。納豆が旨い。
今日より買いレコも今年ヴァージョンへ。1枚目は、スピリチュアル・ジャズ界の大御所ファラオ・サンダースによる超名盤です。写真の通りアートなジャケは、自分の仕事机に飾っておきたいほどピースフルで素敵。はたして、CDを購入しプレイヤーにセットすると、いきなりベースの印象的なリフレインが延々と続く続く…A♭maj7⇔D♭maj7のゆらぎ進行に心安らぐラブリーな"Love Is Everywhere"、さすが傑作！20分という長さを感じさせない充実作ですよ。続くジョン・コルトレーンへのトリビュート作"To John"は、あまりにもエキセントリック過ぎて面食らう向きもないわけではないが、やはり凄い演奏には違いない。こんな音出せって言われても普通に出るもんじゃない。即興の連発で頭が整理できないが、とにかく時々聴いてみたくなるサウンドには違いないはず。酒が旨い。