今年買ったレコード Vol.50 On The Road/Jesse Colin Young('76)

Youngbloodsのリーダー、ジェシ・コリン・ヤングによるライブ名盤。Youngbloods時代の名曲を、フルート等を加えメロウに再現したA-1"Sunlight"やマーヴィン・ゲイの珠玉の名曲"What's Goin' On/Mercy Mercy Me"のカヴァーA-5がやはり注目すべき作品。ライブ録音なので、とても爽快な感じで気持ちよく聴けるサウンドですし、リラックスした会場の雰囲気も、まったりしてていいですね。上記2曲以外で気になったのは、メロウなジャズ・ワルツと南部的なロックン・ロールとが組曲的に展開するA-4"Miss Hesitation"。聴いていてかなり引き込まれました〜。組曲風な作品といえば、74年のアルバム"Light Shine"(写真中)に収録されていた"Gren Day"も素晴らしいです。特に中後半の疾走感溢れるファンキー・ロック〜スウィンギン・ジャジーな部分には痺れてしまいます。On The Roadでも名演を見せたJim Rothermelの艶っぽく華麗なSaxソロが最高ですね。そして上述の"Miss Hesitation"収録の73年作"Song For Juli"(写真右)も。こちらはメロウなタイトル・チューンが◎。フルートのマジックにやられます。