レコ Vol.276 Woman Wの悲劇/薬師丸ひろ子('84)

石原失政としてお馴染みの、築地市場移転問題であるが、豊洲地区から都心へのアクセスとして建設中の環状2号線、市場手前で橋が止まったままであり、市場が移転しない限り狭隘なう回路を経ないと、新橋方面へまともにアクセスできないアホアホな計画ぶりである。地質に問題があるとされた豊洲地区には着々とﾊｺﾓﾉが完成しつつあるが、ゼネコンが儲かる以外に結局何がしたかったのか全く不明な移転計画であり、原発再稼働のキーとなる為、廃止できない役立たずの金食い虫『もんじゅ』同様、この国の病巣をあらわにしている。
レコ276枚目は、角川映画「Wの悲劇」より主題歌"Woman"を。ユーミン作曲による美メロ名曲スローですが、ミステリアスなイントロ導入部から徐々に最高潮を迎えるサビまでの展開が実に見事で、透明感溢れる薬師丸ひろ子の美声も心地よい傑作◎。一方B面「冬のバラ」は、若干80'sグルーヴを感じさせるノリであるが、アレンジ松任谷正隆による豪奢オーケストレーションがやけに印象に残る、サビ部のドリーミー感が最高な隠れ名曲。