レコ Vol.236 Blue Gray/Tony('81)

junpee2015-07-05

自民党若手?議員による文化芸術懇話会とかいう勉強会において、メディア潰し、沖縄への侮辱の暴言暴論数々を、嘘八百田直樹をはじめとして税金の無駄遣いにいそしんでいたようであるが、当然そのことは論外としても、これまで世界的にも類を見ない、『記者クラブ制度』の中で甘い汁をさんざん吸ってきた大手メディアがそのことに反発したところで説得力は皆無である。せいぜいこれまでの優遇制度が外されるとか、自由に使えるお金がなくなるとか、その程度なんでしょ?自民も大手メディアももはやクサレ。
レコ236枚目は、チューリップのDS上田雅利が結成したAORバンドTonyによる極上盤を。あからさまな引用がチラチラ見え隠れしつつも、各作品の上質度に納得の1枚でございます。盤中白眉は"Georgy Porgy"と"Lowdown"と"Jojo"とを足して3で割った極上AOR作B3「トライライト・フリーウェイ」。全体に漂う心地よいグルーヴ感に加えて、合いの手におけるハイ・テンションなアレンジ展開も実に見事で、飽きさせない名作です。さらに高速テンポにてリゾート感溢れるハワイ系AORを聴かせてくれるA1「フィジー」、ロック色強いロマンティック・ハードネス系AOR、A3「ラストダンス」、"Ride Like The Wind"もろ引用フレーズが微笑ましいオメガトライブ系メロウ作B2「ビコーズ」、異色なバウンス系爽やか高揚ポップスB4「ウィンディ・シャワー」等、和モノAORにおいては明らかにトップクラスな1枚。