レコ Vol.224 五線紙からはみ出た僕の詩/佐藤佑介('76)

junpee2015-04-27

極寒時期はあれこれ手間のかかる豆腐チゲにて凌いでいたが、ようやく初夏に近い陽気となり、お手軽キムチ豆腐でお茶割甲類焼酎を堪能する中年。これからの季節に向け、豆腐は欠かせない食材となること間違いなく、おくら&山芋とのコラボレーションや、葉物サラダなどとのコンビなどお気軽かつ貴重な栄養源。
レコ224枚目は、元祖美少年系俳優佐藤佑介による76年作アルバムを。週刊セブンティーン公募による歌詞を、佐藤佑介によるナレーションにて青春の甘酸っぱさを堪能できる1枚。作曲・アレンジ担当樋口雄右による最先端サウンドが、これまた心地よい経絡直撃な逸品にて見逃せないごくばん。バウンス系ジャジーアレンジ・サウンドが陰陽様々な表情を醸し出すA3「あの娘の黄色のチェックの傘に」、しましまのシャツだから囚人=銀行強盗との安直な連想ゲームに失笑しつつ、バックの軽快かつ後半部極メロウサウンドが上質で◎なA5「ハッピーデート」、70年代後期系AOR方面へのベクトル色濃いお洒落メロウ・グルーヴB1「海」、ソウル色濃いシャッフル・ビートが実にかっこよいB3「女の子」等、40年前の作品なれどいまだに新鮮なサウンド群な名盤。