レコ(仮)Vol.91 街角/長谷川きよし('75)

Google Map Street Viewに我姿を発見する。しかも2箇所も。今年の夏頃に例の車と某所ですれ違っていたことを記憶していたので、まさかと思ってはいたが。車に向かって常にカメラ目線で追い続けていたことまで、しっかり記録に残されており、この際シェーくらいはしておくのだったと後悔する中年。
レコ91枚目は盲目のSSW、和製Jose Feliciano長谷川きよしによる75年作8thを。明瞭で奥行のある確かな歌声が印象的なお方であります。つのだひろ、細野晴臣、高中正義等、バック・ミュージシャンも充実の1枚。フルートを混じえ熱く盛り上がるジャジー・ブルースA1「横須賀ブルース」、しっとりメロウな哀愁バラードA2「さよなら」、ユーミン初期作の名曲カバーA4「旅立つ秋」、B2までのアコースティック路線から一変し、まるで「富士サファリパーク」的な極ファンキーレアグルーヴB3「巡礼者」に度肝を抜かれ、JB系漆黒グルーヴにTKOなB4「もう飽きてしまった」においては、そのあまりもの変わりように聞き手がついていけません。しかしこの2曲(B3,B4)こそが本アルバムの目玉。