レコ(仮)Vol.44 デビュー/河合奈保子('85)
お盆休みに入り、暑さに磨きのかかる毎日であるが、昨日あたりから扇風機が熱風を送ってくるようになってきた。その熱風で汗をかいた時だけ、涼しいなぁと感じるのがささやかな幸せである。さて今日は日航ジャンボ機墜落の日。無理やりこじつけた圧力隔壁損傷説はあまりにも嘘くさくて信じられないが、パイロットの並々ならぬ努力にて、折角八王子あたりまで戻ってきたのに、その後なぜ群馬の山へ向かったのかが謎である。そして八王子付近を飛行していたと思われる時刻のヴォイスレコーダーが非公開となっていることが実に怪しいのである。絶対何かあるね。
レコは昨日に引き続き、河合奈保子のシングル・オンリー名盤を。飛翔感＆高揚感溢れるA面曲「デビュー」は、作曲林哲司、編曲鷺巣詩郎による眩しい管弦アレンジも嬉しい、キャッチーな名歌謡。河合奈保子の純真無垢な伸びやかヴォイスも実に映えております。さらにB面はルパン・シリーズ主題歌となった「マンハッタン・ジョーク」。ルパンといえば大野雄二ということで、本作においても9th系テンション・コード＆裏リズム連発の禁じ手だらけで、聴く者が絶対騙されてしまうかっこよさ満載で◎。僕は騙される派で。
