レコ(仮)Vol.33 遊歩道/来生たかお('82)

junpee2013-07-13

こゝ1週間の酷暑に身も心も蕩けてしまう44歳、毎日20km以上の通勤サイクリングですっかり筋肉痛マンである。その割には体脂肪率が減少しないことが世界の七不思議に匹敵するのだが、おそらく原因は飲みすぎによるものであろう。日々の反省会はやめにして、あすからは反省しない生き方を模索していくべきである。過ぎたるは及ばざるが如し。
レコ33枚目は、これまた初登場の来生たかお82年作を。森林でピアノと共にリラックスした感で撮影したジャケは、一生の内に一度真似してみたいシロモノ。坂本龍一prodによるサウンドの方も、全体的に緩やかな漂うようなメロウ感が心地よい印象で、湿気の強いニホンの夏に涼を齎すであろう1枚。まずは、16ビート系傑作メロウ・フローターA3「渚のほのめき」が極上作で悶絶モノ。スティール・パン的シンセ音がオトナの夏を演出するナイスAORであります。さらにビートルズ的、ピアノマンなA1、A2、A4もまずまずだし、歌謡曲の雰囲気漂う哀愁系AOR、B1「疑惑」、ヤマタツ系maj7ふんだんなナイス・ミディアムB4「テレフォン・ララバイ」あたりのお洒落感覚もグー。そしてラスト収録B5「スローナイト」が、A3のフリップ・サイド的なソウル系アーバンAORで実に良い。真夏日、熱帯夜に活躍間違いなしの名盤。