ごくばん Vol.550 Nice To Be Singing/朱里エイコ('78)

junpee2013-02-23

今週火曜日、突然冷蔵庫が故障する。夜遅く仕事から帰宅して、嗚呼生きていてこれだけが楽しみなんだよなー、とキンキンに冷えているはずの缶チューハイを取り出したところ、ぬめっと温い感触にゲッとたじろいだ次第であります。冷凍食品は当然全滅、数日後に使おうと思っていた豆腐も多分NG、その他永いこと潜伏していたヤバそうな奴は即刻処分できたので、そして寒い時期だったのである意味怪我の功名なのかもしれない。さてさてここからが長い道のりであり、まずは現冷蔵庫の処分、そして新冷蔵庫の検討、購入へと相成るのでございます。マーシャル・アンプ仕様の冷蔵庫がちょびっと欲しくなる43歳。
ごくばんは、日本歌謡界きってのsoul diva朱里エイコの78年作を。Don Costaプロデュースの本場録音盤、全曲英語詞ということで、かなり本格的な内容の1枚でありますが、いかにも70年代後期然としたメロウ感覚が全編ちりばめられていて、どことなくルパン系サントラとして聴いていても違和感のない音であります。Paul Anka作メロウ・チューンA4"Slow Down"、イントロのジャッジャッアレンジで早くも高揚せざるを得ない、フィリー系ダンサーA6"Burnin' All Over With Love"、こちらもPaul Ankaによる機知に富んだメロウ・ポップスB1"Life Song"、A6同様かなり上質のナイス・ダンサーB2"Let's Get Crazy Together"、Don Costaによるディスコ系アーバン・グルーヴ佳曲B3"I Get Off On You"、再びPaul Anka作品をダンサブルに劇的アレンジしたB5"Hey Boy"、そして本盤中最もルパンライクな、大野雄二作編曲A1"Samurai Nippon"と、非常に濃密な内容のごくばん。買って損なし!