ごくばん Vol.539 Love Trip/間宮貴子('82)

junpee2013-01-06

とうとうこの日がやってきた、冬休み最終日。サザエさん症候群を吹き飛ばす如く、12時過ぎより飲酒に励むヤバ系中年。明日以降の激務を想像すると、飲まずにはやっていられないのであります。そんな中、2時からヤマタツのソングブックをしっかり拝聴する。大滝詠一氏との新春放談を今年は見送ったが、そうなると氏との仲に亀裂が??なんて詮索をする輩がいて、さもしい限りである、とコメントされていましたが、正にその通りであります。中身のない人の言葉って、なぜこんなにも脆弱に感じられるのでありましょうか?さらに、番組最後に「政治家の方、よろしく」とのコメントもあり、ほんと、そうだね、と頷いてしまった43歳。今年ほど、本質を見極めることが重要な年はない。
ごくばんは、年末年始休暇最終日用にリザーブしておいた、この1枚を。好事家の間では既に数年前より再発要請の声が大きかった激レアにして、極上内容を誇るシティ・ポップス頂点の名盤でございます。ようやく我が手にしてその全貌が明らかになってしまうのですが、何度聴いても全曲極上と申し述べるしかございません。これだけ作曲家のクレジットがバラエティなのに、アーバン系ポップスとしてのベクトルが一致しているアルバムも、そうはないでしょう。Diane Tell風メロウ・グルーヴに高揚するA1"Love Trip"をはじめとして、これを聴かずして他界できない、それほど中味の濃いごくばんであります。