ごくばん Vol.529 Joyous/Pleasure('77)

junpee2012-12-15

2012年もあと数週間となってしまった。巷で流されているクリスマスソングにも頓着できず、慌ただしい師走であります。明日は衆議院総選挙でございますが、国民として各々どのような未来図を描いているか、結果が問われていると思います。2011.311以降、如何様に考えても原発再稼働は✖、そして小泉政権以降、グローバル化の一途を辿り、パイが小さくなってしまった経済状況下にて消費税増税も✖、戦争に赴く人間は常に貧困層で、疲弊の末戦死すればさほど稼ぎのなかったオレでも、遺族に少しは報いることができるか、という消極的な動機にて徴兵を誘導する、そんな未来図にも当然✖。今週北朝鮮の衛星ロケット騒ぎ、某殺人容疑者の自殺騒動等、選挙の争点逸らしでは、と気づいている国民は多数存在しています。なめんなよ、権力者ども。
こんな荒れ荒れ書き出しのあとで恐縮ですが、とりわけ素敵な盤のご紹介でございます。Wayne HendersonプロデュースのPleasure77年作を。8人組ソウル/ファンクバンドで、硬軟ともに高水準のサウンド満載、しかも心地よい方面特化でありますので、間違いのない1枚であります。沸き立つようなイントロ展開から早くも爽快Free Soul系で最高なA1"Joyous"、アーバン系soul/funk作A2"Let Me Be The One"、高揚感溢れるヤング・ソウル系傑作ミディアムA3"Only You"、ボサ風味なメロウ感覚が最高なB1"Sassafras Girl"、極メロウ風味なジャズ・ワルツ系アーバン・メロウB2"Tune In"など、Pleasure史上最高の1枚かもしれません。