ごくばん Vol.528 It's So Beautiful To Be/William Salter('77)

ここ１週間ほど、喉の痛みに起因する風邪症状で悶絶する中年。しかし仕事は休めない状況なのが、なんともペーソスである。喉奥に絡まっている痰が早く出して〜！と咳を誘発するが、余りにも奥からの脱出なので半ば嘔吐気味の咳を繰り返し、その都度体力を消耗していく中年。こうして風邪はぶり返されていく。今週も休む隙なし。
ごくばんは、稀代の名ソングライターWilliam Salterのリーダー作を。アルバム中半数が過去に他アーティストにて発表された作品に歌詞を付けた形の、セルフカバー的なつくりでありますが、いずれも親しみやすいメロディで、かつ70年代後期AORコーティングされたナイスなサウンドばかり。華麗なイントロ展開から魅了されてしまうSSW系ナイスAOR、A1"You Got Style"、ブラジリアンな展開が高揚感をさそうナイス・ミディアムA2"It's So Beautiful To Be"、B2"You"、アコースティック系AOR展開が心地良いA4"If You Can Believe"、若干ボサ気味な軽快メロウ・フローターB1"Lena"等々、充実の傑作盤。